2025年7月15日
野生動物との遭遇に注意!
吾妻山、浄土平周辺はクマなど野生動物の生息地です。
「来る途中にクマを見ました!」というお客様からの報告も多くなってきました。
浄土平周辺で人がクマに襲われたといった事故は発生していませんが、今までないから安心とは決して言えません。
近年では市街地にもクマが出没して騒動になることが多くなりましたが、もともとの彼らの生息地にお邪魔して登山、観光などを行うわけですから、大型の野生動物に近距離で不意に出遭ってしまうことを避けるため、できるだけ複数人で行動したり、音の出るものを携行して自分の存在を知らせる等、対策を心がけてください。
浄土平湿原のバリアフリー木道のすぐ近くでも、夜間にエサ探しに来たと思われるクマの新しい掘り起こし跡がいくつも見つかります。 フンや足跡など痕跡を見かけることも多いと思います。
樹木が茂って見通しの悪い登山道は要注意です。
クマ(ツキノワグマ)だけでなく、イノシシを目撃することもあります。
イノシシもスカイラインを利用して山麓から山へと生息地域を広げつつあるようです。
サルの群れも移動しながら頻繁に道路に出てきて毛繕いをしたり、母親にしがみついている子猿など可愛らしい姿を見ることができますが、決して近づき過ぎたり エサを与えたりせず、野生動物とは適切な距離感を保ってください。
キャンプ場を利用される方は、残飯を放置するなど野生動物の誘引につながるような行為はおやめください。
福島県では現在、「ツキノワグマ出没特別注意報」が発令されています。